はじめまして、アースと申します。
シーズン15お疲れ様でした。
今期は自分の好きなポケモンをベースにした構築でレート2056を達成し、自身の最高レートを大きく更新できましたので記念に構築記事を書いてみたいと思います。
あ、構築名は各ポケモンの頭文字が「デ」と「カ」ばかりでなんか面白かったのでなんとなくつけました!
<構築経緯>
S10でZガオガエンとチョッキカプ・テテフ入りパーティを使っており、その時の感触がよかったのですが、最終的にボーマンダ、バシャーモ、カプ・コケコあたりに
上から殴られて負け、打たれる技によっては負け、追加効果を引いて負け
というような負け方をすることが多くなりました。
そこで、主にこの3体に対してはトリルで返すことで上から制圧されやすいという弱点を克服できないかと考え、相性の良いトリルポケモンを探すことに。
条件は、Z枠を消費せず(ガオガエンがZを使うので)トリルを展開する以外でも仕事ができること(トリパでなく、あくまでギミックの一つなため)であり、一番当てはまるポケモンとしてデスカーンへと行きつきました。
2体がゴースト弱点とはいえZでなければ耐えれる耐久力も有しており、相性が良好と判断してこの3体をベースにパーティを構築していきました。
<個体紹介>
いじっぱり 努力値:H212 A252 B4 D20 S20
一番信用している汎用型のガオガエン。
ガオガエンはとにかく火力が足りないのでそれを補うねこだましと剣の舞を採用したタイマン重視型。
このパーティが鋼やリザードンをよく呼ぶため、雑に選出しても腐ることがほとんどない。
耐久力と素早さは、各種乱数1発の攻撃をどこまで許容するかと、ポリゴン2とどこまで素早さのチキンレースをするかでお好みで。
ポリゴン2は上を取ったほうが絶対的有利だし、耐久を確保しておけばアーゴヨンの龍Zやボルトロスの電気Zを耐えれる。
メイン技が一度限りのZ技と鈍足なのに反動ありのフレドラであるため、下手に攻撃するより猫だましを打った方がマシなケースや、剣舞を積むべきなケースが多い。
特に以下のポケモンが裏に控えてそうな場合に技選択を慎重にする。
受け出しから負けるポケモン
カプレヒレ (絶対勝てない)
バンギラス (絶対勝てない)
ランドロス(威嚇込み剣舞ZでB特化が乱数50%)
ボーマンダ (威嚇込み剣舞Zで耐久無振り確定1発)
サザンドラ (剣舞Zで耐久無振り確定1発)
タイプ相性で一度だけ強引に出てくるポケモン
バシャーモ (威嚇いれても膝で死ぬ)
ゲッコウガ (猫+Zでワンチャン勝てる)
剣舞してからのZであればなんとかなる
カバルドン(B特化は中乱数)
ドヒドイデ(トーチカの毒に注意)
※参考:猫だましと剣舞込みの火力目安
猫+フレドラ 耐久無振りカプコケコ確定
猫+Z H84振りリザXまで確定
剣舞+Z B特化ドヒドイデ確定
猫+剣舞+Z B特化カバルドン確定
ひかえめ 努力値:H204 B172 C124 D4 S4
後だしからカプ・コケコを倒せるポケモンとして考案。
フィールドを奪った後に 10万Z→ボルチェン→10万まで確定耐えする。
特殊方面はギルガルドのゴーストZとアーゴヨンの毒Z以外は何でも耐えると思って問題ないくらい固い。
このパーティに物理ゲッコウガがあまり来ないことから、ゲッコウガからの引先としても安定する。
物理耐久は、メガボーマンダのいじっぱりすてみを高乱数耐え。
A無振りテッカグヤのヘビーボンバーやA特化ギャラドスの飛行Zも耐える。
(ただしランドロスの地面Zクラスは耐えれない)
襷枠のないこのパーティで「どんな攻撃でも耐える便利枠」として選出率が高かった。
ヒードランの眼鏡ラスターカノンを耐えて返り討ちにしたり、グライオンの岩石封じ+メガボーマンダのおんがえしを耐えたりなど、相手の意図を崩す初見殺し性能も高い。
たまにトリルエースになることも出来る。
・10万ボルト
ほぼ交代読みやどりぎを打ってくるテッカグヤに居座るため。
カプレヒレにフィールド奪われても楽に突破できたり、ギャラドスを10万で突破できたりと便利。
・めざめるパワー(地面)
テテフをヒードランで受ける相手が多かったので、イージーウィンするために採用。
ギルガルドとメタグロスが多少楽になるシャドーボールと選択。
ずぶとい 努力値:H252 B212 C44
トリルを展開してもバシャーモの2連まもるで突破された恨みから、守ることにリスクをつけれる悪だくみデスカーンを採用した。
トリルの展開について
トリルを展開してからすぐ自主退場するのは、自主的にリソースを失う行為であり、あくまでも相手のリソースを使わせて退場する方がより強いという考えから
悪だくみ+食べ残しによる「相手が絶対に放置できないトリルポケ」としてこの型を作成。
トリル稼ぎの受け回しや身代わり連打の間に食べ残しで回復、守るでのターン稼ぎに悪だくみといった動きにより、相手をそのまま3縦することもあるこのパーティの影の立役者。
火力はとある方のデスカーンを参考にし、H252メガマンダの身代わりを確定で破壊できるまで。
C+2で大体のマンダを確定2発にできる。
基本的にはバシャーモやボーマンダ、メタグロスに対する後投げ要員。
メガバシャーモのフレドラ2発を食べ残し込みで高乱数耐え。
反動込みでだいたい相打ちぐらいに持っていける。
マンダはスカイスキンをミイラで剥げば、ノーマル技がデスカーンに通らなくなる。
メタグロスの火力も下げれるので、連続で怯まなければ後出しからなんとなかる。
意外と特殊耐久もあるため、Zを使われない限りは特殊相手でもトリルを展開できる。
ひかえめ 努力値:H244 B4 C20 D212 S28
めざめるパワーは氷
デンジュモクが刺さるパーティが結構多いなと感じて採用。
中速なのでトリルとの相性も悪くない。
パーティ全体で重い電気タイプに強くなるようHD振りをベースとしている。
おかげでゲッコウガやカプレヒレの水Zを受けても返り討ちにできる。
また、ポリ2対面で余裕をもってほたるびが積める。
B方面は降っていないものの、地震を持っているポケモンは
必ず地震を打ってくるため、HD振り+シュカの実により耐えれる範囲はかなりのもの。
カバルドン、グライオン、ランドロス、ラグラージに対して居座り大安定となるので、立ち回りや選出面でも非常に楽できた。
ステロ込でもこれらの地震を耐えれるのが、襷よりも優秀な点。
この調整の副産物として、物理特殊を問わずメガボーマンダに対してめっぽう強いポケモンになれた。
このパーティで最もメガボーマンダを倒したポケモンかもしれない
基本はマンダ軸と受ルや低速サイクルに繰り出す。
相手の初手が、ランドロスかボルトロスかゲッコウガあたりと予想出来る場合は積極的に先発にできる。
初見殺し性能がとても高く、相手の地震を耐えて返しの攻撃で倒す瞬間はクセになる。
地面を返り討ちにすればブーストがかかるため、そのまま試合を終了させることもあった。
ひかえめ 努力値:H244 B100 C148 D12 S4
S10でカバマンダガルドがとても多かったため、この3体に一貫して強いポケモンを探し、メガカメックスにたどり着いた。
ただし悪の波動を覚えさせなかったので実際はギルガルドに勝てないのは内緒。
でもアクアジェットはめちゃくちゃよく使うので外せない。
過労死気味のテテフに変わって、トリルを頼らずにメガバシャーモを倒すことも担当。
ギルガルドを倒せずとも、マンダナットドランのような並びに対しては極端に強い。
ナットレイを倒すために水タイプのカメックスを積極的に選出できるのがとても便利。
そして特殊アタッカーなのにカビゴンで止まらないのが、今シーズンのメガカメックスの最も強い点だったかもしれない。
選出としては、マンダ、ミミロップ、ルカリオ、バンギ及び砂パあたりが軸のパーティに投げる。
カプレヒレには非常に弱いが、カメックスかガオガエンが非常に刺さっている場合以外は、カプレヒレはこのパーティには出てこない。
それでもカプレヒレが出てきそうな場合は後投げできるカプテテフとセットで選出するとよい。
メガ進化後の耐久はランドロスの地震超高乱数2耐え
ようきメガボーマンダの1舞すてみタックル超高乱数耐え(いじっぱりは中乱数)
霊獣ボルトロスの特化10万高乱数耐え
火力は、水の波動でH振りカバルドン高乱数1発
冷凍ビームで無振りアーゴヨン高乱数1発(耐えられてもアクジェで確定)
ようき 努力値:H116 A180 S212
ここまでが明らかにミミッキュに弱かったため、ミミッキュ対策として一番信用しているカミツルギを採用。
型は、私が愛用しているハチマキカミツルギにした。
なぜ鉢巻カミツルギが流行らないのかわからないくらい使っていて楽しく強い。流行れ
耐久は、A+2のミミッキュのシャドクロ+かげうちを高乱数耐え(確定耐えしたいが努力値が足りない)
ようきメガメタグロスのアームハンマーを高乱数耐え(いじっぱりは中乱数)
火力はつじぎりとA-2つじぎりでギルガルド高乱数撃破(確定にしたいが努力値が足りない)
交代際リザードンにつじぎり+Xにメガ進化後つじぎりでH44振りまで確定
素早さは103族抜き(準速マンダまで抜きたいけど努力値が足りない)
つじぎりとはたきおとすの火力は5しか差がないが、このわずかな差でギルガルドとリザードンへの確定範囲が大きく変わるため、この型を使う場合は つじぎり > はたきおとす
基本的には裏を読んで最も一貫のある技を選択する。
ハチマキゆえに、せっかくブーストしても技変更のため下げないといけない場面があるが、そもそも鉢巻きを持っているので常にブースト状態であり、下げるデメリットというのはあまりない。
その他、ハチマキの火力で便利な相手として
リフブレでB特化ドヒドイデ高乱数2発
H振り霊獣ボルトロス確定2発
A+1でB特化ポリ2確定2発
聖なる剣でH振りテッカグヤ中乱数2発
B特化ポリ2確定2発
A+1でH振りポリ2確定
<選出>
このパーティで一番目立つのはカプ・テテフである。
なので、相手の選出予想もテテフ対策を中心に考えてよい。
体感の選出率は、
カプテテフ>ガオガエン>=カミツルギ>=デンジュモク>=カメックス>=デスカーン
このパーティで苦手な範囲をテテフが一手に担っているため、選出率が高く過労死しやすい。
デスカーンは、私が脳みそ対面構築過ぎて気持ち出番が少なかったかもしれない。
<立ち回り>
以下の技や調整が読まれにくい(基本考慮されない)ため、これらをベースに相手を崩すと戦いやすい。
特に、カプテテフとデンジュモクは相手の事故死を誘いやすい。
持ち物
カプテテフのチョッキ、デンジュモクのシュカの実、カミツルギの鉢巻き
技
カプテテフのめざ地、ガオガエンの剣舞、デスカーンの悪だくみ、カメックスのアクアジェット
調整
カプテテフのB振り、デンジュモクのD振り
<選出サンプル>
ミミガッサやリザグロスに対して強い並び。
確率的にはメガリザがくる可能性が高い。
ガオガエンで対面突破するか、削ってからカミツルギで上から制圧を意識。
ミミガッサにはサイコフィールドカミツルギが恐ろしく強いので、カプテテフでサイコフィールドを展開してカミツルギで制圧していく。
メガボーマンダ、メガメタグロス、メガバシャーモから引かなければいけない場合の選出。
これらのメガをデスカーンで受けてトリルをしていくのが基本。
メガボーマンダから逃げずに対面突破する並び。
ミミッキュとリザードンにとにかく弱いため、ミミリザがいないメガマンダ軸に繰り出すことになる
受けループ向け選出
グライオン+ラッキー@1のような並びを崩すのが得意。
@1がエアームドドヒドイデなら問題ないが、モロバレルやマンダを混ぜてくるケースではカミツルギが抑えられやすいので注意
<無理なポケモン>
ビビヨン
うちのパーティみんなS遅い、勝てない。
唯一の勝ち筋は眠り粉読みカミツルギ繰り出し。
それを成功させて勝ったと思ったらBSビビヨンに攻撃耐えられて泣いた。
リザグロス構築にいる控え目気合玉リザードンYといじっぱりアームハンマーメガメタグロス
リザグロスが相手パーティに並んでいた場合、2体に一貫しているガオガエンを主な対策にするのだが
控え目気合玉が70%ぐらい、いじアムハンが80%ぐらいでガオガエンが落ちる。
性格補正さえなければだいたい耐える。
両刀ゲッコウガ
特殊ゲッコウガはテテフで止まるし、物理ゲッコウガはガオガエンカミツルギに勝つのが難しいためあまり出てこない。
しかし両刀ゲッコウガならこの3体すべてを役割対象とできる。
両刀ゲッコウガにはカメックスやデンジュモクなら勝てるのだが、こちらは大体カプテテフで対応する立ち回りをするため崩されやすい。
<最後に>
私は過去にSMのS1で一度だけレート2000を達成したことがありますが、その時も構築も、ガオガエンとカミツルギが中心となった構築でした。
そしてUSMも終わりかけのこのタイミングで、再びガオガエンとカミツルギでUSM初レート2000及び、最高レート更新できたことは本当に嬉しかったです。
剣盾ではこの2体が揃うことはなさそうな気はしてますが、最後に良い結果を残してあげられて本当に良かったです。
あ、そういえば私は普段ニコニコ動画で「それとないポケモン対戦」という動画を投稿しています。
今回のパーティも、別シーズンですがその9で、仲間大会ではありますがその10で使っていますので、興味がありましたら是非ご覧ください。今シーズンの動画もまた投稿します。
以下リンクになります。
「ポケモンSM」 アース さんの公開マイリスト - ニコニコ動画
もし質問等ありましたらこちらに ツイッター:@ars0001